Alpine Linux on Oracle Cloud

概要

Oracle Cloud 上に Alpine Linux インスタンスを作成する手順です。ここに記載された手順と同様ですが、インストーラが改善されたからか、現在はさらに簡単にできます。

  • 補足
    通常であれば「カスタム・イメージ」を作成し、それを元に「インスタンス」を作成すると思いますが、試した限り「ブート・ボリューム」に「Always Free」の印が付かず、諦めました。
    • 「カスタム・イメージ」を元にインスタンスを作成すると「ブート・ボリューム」 の「転送中暗号化の使用」のチェックが自動的に外れます。改めてチェックし、リトライすると、次のエラーとなりました。
      Instance ocid1.instance.oc1.ap-tokyo-1.xxx does not support pv encryption in-transit.
      
    • やむを得ず、再びチェックを外し「インスタンス」を作成すると「ブート・ボリューム」に「Always Free」の印が付きませんでした。

手順

  1. 標準で提供されるイメージを使用して、何らかのLinuxインスタンスを作成します。Alpine Linuxで上書きするので何でもよいです。

  2. 作成したインスタンスにログインし、Alpine Linux のダウンロードページよりインストール用のISOイメージをダウンロードします。

    curl -O 'https://dl-cdn.alpinelinux.org/alpine/v3.13/releases/x86_64/alpine-virt-3.13.5-x86_64.iso'
    
  3. ISOイメージで上書きし、再起動します。   
    これ以降、操作できるのはコンソール接続のみとなります。

    dd if=alpine-virt-3.13.5-x86_64.iso of=/dev/sda
    reboot
    
  4. root でログインし(パスワードなし)、インストーラを起動します。以降は通常のインストール作業と同様です。

    setup-alpine