Alpine Linux on Google Cloud

Alpine Linux on Google Cloud

概要

Google Cloud Platform 上に Alpine Linux インスタンスを作成する手順です。ここに既に記載がありますが、インストーラが改善されたからか、現在はもっとシンプルな作業で済みます。

  1. 「イメージ」を作成する。
    Alpine Linux 提供のISOイメージを元に、とにかく簡単な「イメージ」を作成します。別のLinux 環境等 tar.gz を作成できる環境が必要になります。
  2. 「VM インスタンス」を作成する。
    作成した「イメージ」を元に「VM インスタンス」を作成します。作成直後のインスタンスはISOイメージでブートされただけの状態です。コンソール接続を使ってマニュアルでインストールを続行、完了します。

「イメージ」を作成する

  1. Alpine Linux のダウンロードページよりインストール用のISOイメージをダウンロードします。次のファイルを使用します。

    alpine-virt-3.13.5-x86_64.iso
    
  2. 別の Linux 環境等を使用し、 Google Cloud のドキュメントの記載に従って、ファイル名を変更し圧縮します(作業済ファイルをここにアップしました)。

    mv alpine-virt-3.13.5-x86_64.iso disk.raw
    tar --format=oldgnu -Sczf disk.tar.gz disk.raw
    mv disk.tar.gz alpine-virt-3.13.5-x86_64.tar.gz
    
  3. Google Cloud のWebコンソールを使用し、メニュー「Cloud Storage」にアクセスします。「バケット」を作成し、圧縮したファイルをその中にアップロードします。

  4. 「Compute Engine」の「イメージ」を作成します。「ソース」=「Cloud Storage ファイル」とし、作成した「バケット」を利用します。

「VM インスタンス」を作成する

  1. 「Compute Engine」の「VM インスタンス」を作成します。「ブートディスク」「変更」をクリックして、作成した「イメージ」を利用します。ブートディスクの「サイズ」が1GBにリセットされるので必要に応じて変更します。無料枠の最大値30GBに変更しました。

  2. 作成した「VM インスタンス」に「シリアルコンソールに接続」します。

  3. root でログインし(パスワードなし)、インストーラを起動します。以降は通常のインストール作業と同様です。

    setup-alpine